2012年1月19日木曜日

東京タワーへ行ってきた


先々週の日曜日、家族で東京タワーへ行ってきた。

何てったって、この春には東京スカイツリーがオープンです。そんな中、「東京タワーさんはどんなかな〜」と私には少々気になり、家族を誘った。リリー・フランキーさんのときのブームももう一昔前のことのように感じる。

7歳と4歳の幼い子供たちが大きくなる頃は、「やっぱ東京スカイツリーでしょ」となってるとも思えたし、東京タワーは何となく昭和の象徴のようにも思えたし・・・・、今のうちに、子供たちを連れて行きたい気持ちもあった。東京タワーを嫌いな人はいないように思える。うまく説明できないが、私の心の底の奥の方にも、特別な「思い」がある。幼少の頃、親に連れて行ってもらった記憶なのか。東京生まれの東京育ちなせいか。大人になってわざわざ上るようなことはなくなっても、いつも近くを通ると必ず探し、見つけると安心した。

さて、冒頭の写真。きれいだと思いませんか? 特にその稜線、四角錐の4本の鉄骨のカーブが何とも美しい。高いけど、形としての安定感がとてもある、「座り」のいい形だ。昔からの朱色と白の塗装も青空に映えている。

ついついスカイツリーと比べちゃうけど、スカイツリーはほぼ円錐形で倍くらいの高さ。現代の建築技術の結晶とでも言うんでしょうか、形としての安定感は東京タワーだけど、きっとスカイツリーの方が丈夫なんでしょう。
それで、「そんな東京タワーさんからスカイツリーさんを見ると、どんな風に見えるかなー」と思い、見てみた。それが上の写真。上の小さいのと下の大きいのとで2つある東京タワーの展望台。その下の大展望台からの眺めです。(実際は、上の写真よりも大きく見える) ここの高さは、145メートル。押上界隈には高いビルがあまりないので、すぐに発見できた。ビルの陰でなくてよかった。まーこんなです。

ちなみにスカイツリーを、近くで見るとこんな感じ。左の写真は100〜200メートルぐらいまで近づいたとき、車の中から携帯で撮ったスカイツリー。2ヶ月ほど前の写真だ。何しろでかい。ハンパなくでかい。

スカイツリーの下の方の展望台の高さは350メートル。すでに東京タワーのテッペンより高い。でも、東京タワーだって、低い訳じゃ〜ない。ということで、この展望台にあった、「ルックダウンウィンドウ」を覗いてみた。大展望台の床にある窓だ。観光バスが米粒のように見える。






右の写真じゃ分かりにくいが、足がすくむ感じ。私の横で見ていた20代の女性が、「窓が小さすぎて怖くないよねー」と連れのお母さんらしき人に言ってた。「まー、そー言うなよ。この窓がでっかいと怖い人だっているんだから・・・・」と言いたくなった。145メートルだって、十分高いのだよ。でも、これが今の東京タワーの立場なのかも知れない。何故か、オープン直後の霞ヶ関ビル(36階です)に上ったときのことを思い出した。そのとき、「歩いてる人がアリンコみたいだね」と話したことを思い出した。40年以上前だな。


そして、東京タワーは、階段でも上れる。これはスカイツリーにはなさそうな気がするぞー。小学生の頃、一度上った経験がある。ちょっと興味あって、案内してる(仲のいい)男女お二人のスタッフの方にきいてみた。「階段で上ったら、入場料安くなるんですか?」

「いえいえ、同じで〜す」と、満面の笑顔で答えてくれた。ご参考まで。








この後、上の小さなの特別展望台(250メートル)へも上って、地上へ降りた。やや日が傾き、ライトアップが始まっていた。何とも美しい。大展望台に「2012」の白い文字が見えるでしょうか? 「これは何の意味があるのだ?」との疑問もあるが、この際、まー、ヨシとしようではないか。そして、もう少し時間がたって、帰り際。「2012」の文字がハッキリ見える。

東京タワーを訪れて、エレベーターで一緒になった人、たまたますれ違いざまに話し声が聞こえた人、4〜5人の人が、「これって、そろそろ壊されるのかしら?」と同じ会話を耳にした。実は私も同じことを考えていた。いろいろ事情もあろうが、なくなったら寂しい思いをするだろうなー、と思いながら帰路についた。

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